グラビアアイドルという”役損”
グラビアアイドルってなんでグラビアアイドルっていうのかご存知ですか?
実はグラビアという言葉はもともと「グラビア印刷」という印刷手法が雑誌に使用されたのが始まりとされています。
そしてそのグラビア雑誌に登場し活躍する女性をもじって”グラビアアイドル”と呼んだようです。
これを知ったのは本音トーク!という企画でグラドルを取材した時にマネージャーさんの方に教えてもらいました。
さて今回はそんなグラドルの”役損”について。
まず芸能界でも序列という目に見えないものがあります。
ご意見番として登場している芸能人、テレビでいつも見かけているタレントさん、芸人さん、ドラマで活躍している俳優、女優、モデル、そしてアイドル。
このように簡単に上に挙げたような中にも、レギュラー番組を何本もっているかとか、CMの出演本数だったり、出演ドラマの番組枠がどこかなども関わってきて、現在の立ち位置がおおよそわかります。
とはいえ、職種によっても変わりますね。
俳優、女優であれば、基本テレビドラマから舞台が中心、モデルであれば雑誌やコレクション、タレントや芸人であれば番組出演やイベントなどの枠がありますし、アーティストであればライブが主な仕事になるでしょう。
ここで勘のいい方はお気づきになりましたか?
そう、グラビアアイドルってなんやねん。
そもそもグラビアアイドルって何をする人やねん。
というのが本題に関わってくる”役損”になります。
誰でもなれるグラビアアイドル
先に話してしまうとグラドルなんて誰でもなれるんですよね笑
「私、グラドルです!今日からグラビア始めます!」と言えばとりあえずグラビアアイドル完了なのです。
今でもそういって業界に足を踏み入れてくる方は多いそうです。
つまりグラビアアイドルは業界に足を入れるには非常に簡単なポジションで参入障壁などないに等しい。
今まさにそんな状態です。
その影響度に代償はあれど、SNSやブログが個人でも使用できる昨今、いつでもグラドルとして情報発信は可能です。
芸能人としての目標があるならグラドルスタートは”ダメ”
もし将来、芸能人になりたいと考えていたらグラビアからのスタートは
やめたほうがいいと思います。
これは多くのグラドルたち(自称グラドル含む)を目の当たりにして感じた僕なりの結論です。
(※スタイルが良くて、天性の才能がある子は別です。まあそんな子はスカウトされて事務所がバックにつきますが)
ざっと考えただけでも以下のような理由が浮かんでしまいます。
①まずイメージがエロから入る
グラビアアイドルって言葉を聞いて、集まる人はおっさんしかいない。
いやほとんどがおっさんです。
そして多くのおっさんが求めるものはエロ(人によってはアートとかなんとかエロとは言わない人もいる)でしかないんです。
世間がそういうイメージを持っているので
グラドルとして芸能活動をスタートすると、勝手に世間からエロイメージがついてし舞う可能性が高いといえます。
仮に僕が芸能人を目指すなら絶対NG!!
芸能人にとってイメージは自分が変えるというより、世間が決めるものだからね。
②途中で道を間違える可能性が高い
これはあるグラドルの方からお聞きしたのですが、やはり人間、慣れってものがどの世界でも存在するみたいです。
普段から仕事で”脱ぐ”ことが当たり前な活動をしていると、やはりそういった業界から目をつけられてDVDデビューなんてことも沢山あります。
グラビアアイドルの方を取材していてよく話に出るのが、初めから脱ぐことをしようとして始める方はほとんどいないんですよ。
でもそこは人間不思議なもので、今でもグラビアをしている人って、決まって「もう慣れました!」って言うんですよね。
おそらくもう麻痺しているのだと思います。
③消費される人になる
グラビアアイドルは消費されますよ。
というよりNGのラインが低いから、基本どこからでもお話がくる。
お話が沢山来ることは嬉しいことですけど、ギャラなしとか、シモネタぎりぎりのラインの仕事とかガンガンきます。
そういう存在として世間から認識されるということです。
④他の芸能人と同じ舞台に立つことができない(可能性が高い)
仮にテレビに起用されたとしてもレギュラーだったり、ゲストに呼ばれるグラドルはほんの一握りです。
そうでなければCM前の一コマだったり、画面サイドにちょこっとでる感じだったり、それはそれは厳しいものなんですね。
そこにはグラドルへの世間の見方だけでなく、業界人の見方も同じようなものだったりします。
こういうのを聞くとほんと、グラドルやってる方たちはみんなに騙されてるなと思います笑
⑤近いポジションにライバルがいる
彼女たちは若さやスタイルを売りにビジュアルと愛嬌とセクシーさで業界でのポジションを高めているのですが、芸能人としてどうしてもNGな部分があります。
それはもちろん、”過剰なエロ”の領域です。
ぎりぎりのラインを攻めるグラドルや、ほんとにマイルドなグラドルもいますが、
彼女たちはすべて露出してしまえばおしまい。
逆に露出が少なすぎたり、うまくセクシーさが出せない場合もおしまい。
その塩梅が難しい。
さらにその過剰のエロの領域で活躍するプロ、AV女優や美人でスタイルもいいキャバ嬢、終いにはタレントまでもがグラビアで露出をしてきます。
ただでさえ、バランスをとることが難しいのに、外部要因でも簡単に崩されてしまいます。
そんな中、グラドルの天木じゅんちゃんは自己ブランディング上手いですね。
(関連記事:誰よりも自分を知り、キャパの広さと世間の需要に応えられる、天木じゅんという芸能人。 - 芸能人になりたいすべての人に捧ぐ!)
⑥売れたら隠す人が多い
深田恭子さん、仲間由紀恵さん、加藤あいさん、綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、
新川優愛さん、、、
元グラビアの女優さんはたくさんいますがほとんどその経歴は有名になれば隠します。
なんででしょうね。
これはイメージが揺らいでしまうのと、安っぽさがついてしまうのではないかというのが僕の見解。
真相は色々とありそうですが。
グラドルじゃなければ社会的にいいポジションなのに
いつもグラビアアイドルを見ると思うのが「なぜ?」という疑問。
給料も満足に出ないし、肌の露出は多いし、安っぽいイメージがつく。
なんでグラドル選んだの?っていう思いがあるわけです。
仮にね。
社会のカーストから言えば
スタイル良くて、顔良ければ、どこにいっても稼げますし、異性には事欠くことはありません。
歴史上どんだけ力を持ってる男性でも、美人や可愛い女性にはデレデレだったし、
今の社会でもその図式はくずれません。
つまり男性を凌ぐカーストの頂点に立てる可能性を秘めてるわけですよ。
グラビアアイドルの手取り知ってます?
平均して5万いくかどうかですよ?
これで生活しようって、そりゃ死にますよ!笑
それでまた逆に稼いでも大変なんです。
グラドルで下手に稼いで、ブランド物などぶら下げていると、世間はすぐにこの子には”パパ”がいる!って噂する笑
服もしまむらとメルカリなんですよね。おかげさまで頑張ればブランドものを買えるんですけど、買いたくないんですよ。
グラドルがブランド物を買ったら「あっ、こいつ、愛人がいるな」となる。
私はそれが死ぬほど嫌なんですよ。怖すぎて。脅迫観念ですね。家賃も自分で払ってるんですけど「こいつ、最近テレビに出てる。枕営業か」となる…。
でも一定層はどんな形であれ芸能界に関わりたい!っていう人は多いのかもしれません。
グラドル予備軍は今後どれだけ増えるのだろうか。
不思議な世界です。
芸能界ってとこは。
これまでグラビアインタビューいろいろ行いました▼
・鈴木咲さん
[NO.2] 鈴木咲さんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
・橘花凜さん
[NO.4]橘花凛さんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
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独占![NO.5.5]加藤紗里さんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
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[NO .6]茜さやさんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
・吉沢さりいさん
[NO.7]吉沢さりぃさんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
・手束真知子さん
[NO.8]手束真知子さんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
・小瀬田麻由さん
【NO.9】小瀬田麻由さんと本音トーク! | 未来の"タレント"をプロデュースするメディア「慶應ジャーナル」
今後も増やしていきたいなあ。