芸能人になりたいすべての人に捧ぐ!

芸能界ってこんなとこ!テレビや新聞では語られない部分をタレントインタビュアーがお伝えします。

はじめに。

ライターなんて文字が書ければ誰でもなれる。それより大事なことはあなたが書く記事とあなたの距離である。

 

というのがライターを目指す人たちみなさんに伝えたい僕の結論です。

 

僕は大学入学より5年ほど記事を書いて、情報を多くの人に発信するという活動を行ってきましたが、同じ時期にもちろん多くの人がブログや、雑誌や、日記やSNSを通して情報を発信しています。

 

それを一括りにブログを書くからブロガー、雑誌やwebサイトで記事の執筆をしているからライター、SNSでフォロワーがたくさんいるからインフルエンサーと決めるのはどうかと思うのです。

 

もっと大事なことというものは何を伝えたいか、自分が書く内容や記事とどのくらいの距離をあなたがとるのかという”スタンス”にこそあるべきだと思います。

 

 

ライターなんて誰にでもなれる。

正直。

ライターになんて誰でもなれます。

僕はそう信じています。

 

例えば今日は〜したよ。とか、《最新情報》iPhone◯、日本では◯日発売決定!

といったものはテイストこそ違いますが、ただその日に起こったことを書き並べただけでも、ニュースをまとめてもそれらはすべて記事でありライティングです。

あなたは今、ライターになりたいと思っているでしょうが、ライターというのは実は文字を書けさえすれば誰でもできてしまうものなのです。

 

だからライティングについて今、あなたが何かライター育成塾に通っていたり、もしくはメルマガを購読するなどといったライターになるための勉強はしてもしなくてもあまり意味がないでしょう。

 

答えはすでにあなたの中にあります。

あなたが感じたように考えたように文字にすればそれが答えですし、その答えが出せたときにあなたはすでに立派なライターになっているのですから。

 

重要なのはあなたのスタンス。

これでライターには誰でもなれることはわかっていただけましたでしょうか。

だからライターになることに躊躇する必要は全くないのです。

別に上手く文章が書けなくても、稚拙でもそれはそれで一つのあなたの持ち味になることでしょう。

ここでただ一つだけ重要なことがあります。

「なんだライターになることなんて誰でもできるのか!」そうあなたは感じたと思いますが、その通りです。

しかし、明確にしておかなくてはいけないことがあるのです。

それがこの後お話しする”スタンス”というものです。

 

読者に言われた「読みにくい。」

ここで少し僕の昔話をしましょう。

大学に入学して、初めて都内で迎えた1年目の冬。僕はサークルを通じてライター活動を始めることになりました。
これまで本や雑誌、記事は読んだことはありますが、自分が書くなんてことはこれまで19年間したことはなかった。

始めはすでに記事をバリバリと書いている先輩の姿を見ながら見よう見まねで書いてみました。

当時を振り返ると、同じ大学内にも学生新聞部というサークルもあり、そこは誤字や脱字、その他構成や編集にすごく厳しいサークルで有名でした。僕が参加していたサークルはインターネットサイトでポータルサイトを運用しており、人数も5人いたかいないかぐらいの規模だったのでサークル内も上下関係なく、記事に関しても好きなように書いていい雰囲気でした。

指摘が入るとしたら記事に使用する画像の許可や、文体の統一くらいのものだったと思います。

そんな環境で僕は記事を書いていたので本当に自由に楽しく書けていたと思います。

活動を続けていくとやっぱりただ記事を書くだけでは飽きてくるものです。

半年も経たずして僕はすでにネタを探して記事を書くことに飽きてしまいました。

そこで2年生になった4月に月一度の全体会議で企画を提案することに決めました。

それはいろんな分野で活躍している学生をインタビューしていくという企画でした。

 

自分で企画したものはやはりやってみるとすごく楽しいものです。

アポイントを取ったり、取材時のカメラを取ったりすることは全部自分でしなくてはいけませんがそれも今ではいい思い出です。

それなりに読者も多くなっていき、その年の夏が終わる頃には多くの人に読んでもらえるようになりました。

 

自分の文章に自信がついてきてまさに楽しくて仕方がなかったときに、ある読者から衝撃的な言葉をいただいたのです。

 

「確かにこれ面白いんだけど、書き手が入りすぎてて読みにくい。」

 

僕はすごく憤りました。

「いいじゃないか、多くの人が見てくれているのだから。こんなに努力して書いているのにただ読んでいるだけの君に何がわかる。」と。

 

しかしその後、その書き方で書き続けていたら、ついに限界がきてしまったのです。

 

またもや読者よりこんな言葉が届きました。

 

「私はそのままの言葉を読みたいです。突然文章が切り替わっているし、あなたの意見は欲しくない。」

そしてこれまで読者は右肩上がりに増えていたのが、やがて止まり、減ってしまうようになってしまいました。

 

僕はここでやっと気付きました。

 

「記事の書き方が間違っているのかもしれない。記事の書き方を学ぼう」

そう決めたのです。(結局、その答えは記事の書き方ではなかったが。)

 

僕が所属していたサークルがいい意味でゆるかった為に、自分な好きな書き方で、好きな企画ももたせてもらえた。

僕はそこで斬新な企画を考え、その目新しさに多くの読者は飛びついてきてくれた。

しかし、何度も記事を読んでいるうちにその記事にある違和感を感じ、やがて離れていってしまいました。

 

実はそれは僕が記事に対する”スタンス”を明確にしていなかったことに問題があったのです。

 

スタンスという言葉を調べてみると

物事に取り組む姿勢。心構え。態度。立場。

と書いてあります。

 

つまりは自分の記事での立ち位置、そしてその記事はどういうものを意図したものなのかという態度が重要だったのです。

 

例えばいつもあなたが読んでいる新聞にはたくさんのニュースが並んでいますよね。

それは新聞が新しい情報をいち早く、読者に伝えるという目的で発行されているからです。今日の新聞に3年前の野球の結果が載っていたりしたら、その新聞を買う人はいませんよね。

またそれぞれのニュース記事の書き手は違えど、どれも事実をそのまま第三者の視点で伝えていると思います。

おそらくどのニュースについても「私はこう思います!」といった一人称では書かれていないでしょう。

それは新聞の立ち位置が書き手よりも事実を伝えようとしているからです。

 

そうです。

まさに僕がこの時陥っていた問題はこれらの”スタンス”が明確になっていなかったことによるところだったのですね。

 

さて随分と長くなってしまいましたが、そろそろまとめたいと思います。

自身の経験をもとに話してきましたが、ライターになることはすごく簡単です!

なのでライティングの勉強をする時間やお金があるのなら、自分が書いてみたいことに時間やお金を投資してください。きっと内容も深く、読者もきっとファンになってくれるでしょう。

 

そしてこちらが重要ですが、記事を書くということを始めたら、あなたはまず、その記事とのあなたの関係を明確にしないといけません。

あなたはその記事を通して、ある事実を伝えるだけの人なのか、それともあなた自身を伝えたいのか、いやいや、その両方なのか。

 

僕はこれらを理解するのに約1年ほどかかりました。笑

とても簡単なことですが、おそらく最初の頃は自分だけでそこまで見えないのではないでしょうか。

 

ぜひみなさんも”スタンス”を決めて、記事をどんどん書いていってみてください。

 


ちなみに僕の記事を書くきっかけはこちらに書きました▼

芸能人にタダで会いたくて始めたインタビュー。 - 芸能人になりたいすべての人に捧ぐ!

 

 

 

タレントインタビュアー

Yuuki

2016年 9月 都内にて